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インダストリオールの女性労働者が共同して国際活動に専心

2012-12-13

 インダストリオール女性委員会は2012年12月11日、インダストリオール内部に女性機構を設置することの必要性について合意した。規約の定めに従って、この機構は毎回の執行委員会に先立って会合を開き、女性に関する方針を打ち出す。

 女性委員会は、インダストリオール・グローバルユニオン各地域から1人ずつの合計6人の女性で構成される作業部会の設置を決定した。この作業部会の任務は、5月の次期会合で実施されるインダストリオール女性委員会の委員長・副委員長選出プロセスについて、各地域で協議して次の会合に案を提出することである。

 作業部会は、グローバルな女性委員会の組織機構、メンバー構成、業務、目標、幅広い方針に関する案も練り上げ、次の会合で討議・採択したのち、2013年5月のインダストリオール執行委員会で承認を得る。

 出席した女性委員一人一人から、それぞれの組合や産業、国の女性を取り巻く状況について報告があった。女性議員たちは発表の中で、男女賃金格差、母性保護、組合機構における女性代表、女性に対する暴力といった問題を提起した。

 

モニカ・ケンペール・インダストリオール・グローバルユニオン書記次長が会合に参加した女性たちを歓迎し、女性の状況を改善するという課題に国際レベルで協力して取り組む姿勢を称賛した。

 

「本委員会の活動は、今から2016年大会に向けて、『インダストリオールの指導部、意思決定機関および部門別機構の全レベルでジェンダー・バランスの確保に継続的に取り組む』という結成大会の政治的合意を実現するうえで極めて重要だ」とケンペールは述べた。