新着情報(労働リーダーシップコース)

第45回労働リーダーシップコースが閉校

2013年10月25日

45回労働リーダーシップコース

秋の京都で研鑽に励み、受講生39名が全員無事修了。修了生は通算1543名に。

2週間のコースを受講し終え、閉校式終了後、全員で笑顔の記念撮影

  金属労協(JCM)が主催する第45回労働リーダーシップコースは、今回から従来の1月開催から10月開催に変更して、107日から京都・関西セミナーハウスで開校したが、1019日(土)閉校式を迎え、受講生39名全員が、今回から平田校長から交代した香川孝三校長(大阪女学院大学教授)から修了証を授与された。

受講生は12日間にわたり、4つの柱にもとづく13講義を受講した。すなわち、第1の柱=自分の歴史的背景を学ぶ(縦)では、「戦後労働運動と労使関係の変遷」「国際労働運動論」。第2の柱=自分の立っている場について学ぶ(点)では、「労働法」「労使関係論」「労働経済論」「組合戦略づくり」「統計学」「男女共同参画と多用な働き方」「労働組合のための財務分析入門」。第3の柱=自分の住む世界の拡がりについて学ぶ(横)では、「国際経済論」「組織は人・人は組織」。第4の柱=自分の生きる基礎について学ぶ(深)では、「ファンタジー・グループ」「職場のメンタルヘルス」の13に及ぶ体系的な講義を受ける都共に、特別プログラムとして、開校講演「これからの労働運動とリーダー像」(西原議長)、金属労協講演「金属労協の運動課題」、特別講演「経営と人間」(青木征彦日産自動車監査役)を学ぶと共に、5つのゼミナールに分かれ、4回にわたる担当教授の指導のもとでのゼミナールを通じて、産別・単組の枠を超えて金属ものづくりという共通の土俵で、職場や組合における課題について経験交流と解決策について論議した。18日には午前にゼミに分かれて個人レポートを発表しあった後、半日を使って全体でゼミ別の発表を行いゼミの成果を全員で分かち合った。

講義の合間には、茶室体験、座禅、薪能鑑賞、鞍馬山散策、比叡山登山(オプション)など京都の文化にも触れ、交流を深めた。

受講生39名全員に香川校長から修了証を授与

閉校式の最後で元気に感謝と決意の答辞を述べる、初の女性級長を務めた原村恵子さん(全トヨタ労連)

閉校式では、香川校長の式辞のあと、受講生39名全員に香川校長から修了証が授与された。この後、若松金属労協事務局長と地元ブロックを代表して山﨑関西ブロック代表、そしてゼミを担当された香川校長、石田光男副校長・中田喜文・冨田安信・上田眞士各運営委員(同志社大教授)がそれぞれはなむけの言葉を贈った。最後に受講生を代表して級長を務めた原村恵子さん(全トヨタ労連)が、コースで学んだ成果をこれからの活動で活かすと共に、39名の友情の絆を更に深くしていくことを誓った答辞を述べ閉校した。第45回までの修了生は計1543名となった。なお、次回第46回は明年10月に京都・関西セミナーハウスで開校予定。