新着情報(国際労働研修プログラム)

第4回国際労働研修プログラム(2010年11月21~27日)

2010年11月27日

海外実地研修をベトナムで開催

日本・ベトナム金属労組交流会議

IMF-JCが主催する第4回国際労働研修プログラムの海外研修が、2010年11月21日~27日の日程でベトナム(ハノイおよびホーチミンシティ)にて開催された。この研修には、JC加盟各産別・単組から、JC事務局も含め22名が参加した。日本とベトナム双方の金属産業の労働組合による、情報交換のための交流会議がハノイおよびホーチミンシティそれぞれで開催されたほか、ハノイでは在ベトナム大使館との懇談、ベトナム日本商工会との懇談を通じて、ベトナムにおける労働事情や日系進出企業の現状などについてレクチャーを受けた。また、ハノイ郊外にあるトヨタ・モーター・ベトナムを訪問し、工場見学と懇談を行い、実際の現場がどうなっているのかなどの見識を深めた。

11月22日午前、在ベトナム日本国大使館を訪問し、ベトナムにおける政治・経済情勢および労働事情等について北村総務参事官よりレクチャーを受けた。ベトナムは現在急速な経済発展を遂げている国であること、まだまだ農業中心の国であること、また今後更なる発展を遂げるための課題等について、詳細に説明いただき、また質疑にも丁寧にお答えいただいたことによって、マクロの視点からのベトナムの現状について理解が進んだ。

ベトナム日本商工会との懇談

同日午後には、ベトナム日本商工会より小林会長はじめ3名の方においでいただき、それぞれの会社の立場から、(ハノイ地域における)日系進出企業の実態、および労働事情について率直な意見交換を行った。ベトナムにおける良好な労使関係の構築のために、最大限努力されている事が伺えた。

11月23日は、終日をかけて日本―ベトナム金属労働組合交流会議を行った。ベトナム側からは、ド・ダン・ヒュウ主席をはじめとしてハノイ地域から計35名が参加した。「コミュニケーション」を主題として、日本側・ベトナム側双方から日常的な会社とのコミュニケーション、および労働組合と組合員の間のコミュニケーションについてのプレゼンテーションを行い、それぞれの内容について活発な意見交換を行った。

11月24日には、ハノイ郊外にあるトヨタ・モーター・ベトナムを訪問し、日本ではもう見られなくなった全行程マニュアル生産の工場を見学し、また堀工場長、および現地労組との意見交換を行った。

工場見学の後、ホーチミンシティに移動し、翌25日には再び日本―ベトナム金属労働組合交流会議を行った。ベトナム側は引き続きド・ダン・ヒュウ主席にも出席いただき、その他ホーチミン地域の労組から計31名が参加した。ハノイでの会議と同様、日本側・ベトナム側双方から日常的な会社とのコミュニケーション、および労働組合と組合員の間のコミュニケーションについてのプレゼンテーションを行い、それぞれの内容について活発な意見交換を行った。