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グローバル連帯によりトルコの自動車部品サプライヤーで組合承認を確保

2013-02-28

 グローバルな連帯支援と3本のグローバル枠組み協約のおかげで、ビルレシク・メタル・イスはトルコの自動車部品サプライヤー、フォンタナ・ピエトロで組合承認を確保した。フォンタナ・ピエトロがダイスを供給している企業数社の介入により、現地経営陣は、労働省による組合の法的認証に異議を申し立てる訴訟を取り下げた。ビルレシク・メタル・イスは現在、事務手続きが終わったら団体交渉を開始する予定。

 インダストリオール・グローバルユニオン加盟組織のビルレシク・メタル・イスは、トルコ・トゥズラのフォンタナ・ピエトロ工場で労働者の過半数を組織化し、トルコ労働法の定めに従って2012年8月に過半数資格の法的認証を受けた。その直後、自動車部門向けにダイスやプレス加工品を製造するイタリア系エンジニアリング専門会社フォンタナ・ピエトロは、解雇も含めて組合員に対する組織的な嫌がらせを開始し、裁判所で組合の法的承認に異議を申し立てた。インダストリオール・グローバルユニオンがフォルクスワーゲン、ダイムラーおよびBMWと締結したグローバル枠組み協約の条項によると、自動車各社は、労働における基本的権利(結社の自由と団体交渉権を含む)を尊重し、これらの権利をサプライヤー企業にも守らせることに同意している。

 インダストリオール・グローバルユニオンは、VW、ダイムラーおよびBMWの従業員代表委員会にフォンタナ・ピエトロにおける侵害を報告し、グローバル枠組み協約の条項に基づく介入を各社に求めた。イタリアのフォンタナ・ピエトロ工場に組合員がいるインダストリオール加盟組合FIM-CISLとFIOM-CGILは、問題解決に向けて2012年終わりに同社経営陣と会談した。その時点でイタリア本社経営陣は、現地経営陣の管轄という理由で介入を拒否した。「グローバルな連帯、グローバル枠組み協約、トルコの組合の力によって、最終的にフォンタナ・ピエトロ経営陣に労働における基本的権利を受け入れさせ、ビルレシク・メタル・イスを承認させることができた」とユルキ・ライナ・インダストリオール・グローバルユニオン書記長は述べた。

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