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インダストリオール・ウェブサイトニュース第13号(2013年9月2~16日)

CAWとCEPが合併してユニフォーを結成

2013-09-02

カナダのインダストリオール加盟組織CAWCEPが合併し、トロントの創設大会で産業・サービス業労働者30万人を代表するユニフォーを結成した。ジェリー・ディアス会長は組織化と地域社会の重視を誓約した。

ユニフォー(UNIFOR)結成大会

 カナダ自動車労組(CAW)と通信・エネルギー・製紙労組(CEP)の2,500人を超える選出代表が91日、合併と新組合ユニフォーの結成について投票した。この議案はトロントの創設大会で96%の支持を得た。

 ユニフォーは製造業、エネルギー、林業、サービス、通信、輸送など、多様な部門で30万人の組合員を代表する。

 大会はジェリー・ディアス全国会長、ピーター・ケネディー書記長・財政部長、ミシェル・ウイメット・ケベック州ディレクターを選出した。ユニフォー執行委員25人の44%が女性で、組合員に占める女性の割合28%を大きく上回っている。

 

挨拶するディアス委員長

ジェリー・ディアスは1978年にデ・ハビランド・エアクラフト(現ボンバルディア・エアロスペース)で働き始め、その年のうちに職場委員に選出された。支部長を務めたあと、1993年に全国事務所に異動し、航空宇宙部門のコーディネーターとして働いた。ユニフォー会長に選ばれる前はCAW会長を補佐していた。

 「礼儀と敬意をもって安全にすべての人を扱うカナダ、私たちを過小評価して犠牲にするのではなく、富を生み出す労働者を評価するカナダが目標だ」とディアスは基調講演で述べた。

 この大会は革新的な組織化方針を採択した。1つの新しい要素は「地域社会支部」の導入で、まだ承認された交渉単位に所属していない新しい労働者グループも、この支部を通じてユニフォーに加入できる。ユニフォーは毎年収入の10%、すなわち1,000万カナダ・ドルを新規組合員の組織化に投じる。

 ユニフォーは創設組織の社会的労働組合主義の伝統を引き継ぐ。この政治的行動は、地域社会への幅広い関与、テーマ別キャンペーンへの参加、問題を提起して同意する候補を支援するための選挙への関与を意味する。

 大会出席者は、ともに退任したケン・レウェンザCAW会長とデイブ・コールズCEP会長に熱烈な拍手で別れを告げた。

 ユルキ・ライナ・インダストリオール書記長が挨拶に立ち、創設組織が提供したグローバルな連帯の伝統を称賛した。

 「境界なきグローバル化した世界では、これまで以上に一致協力する必要がある。ユニフォーがコロンビア、モザンビークなどで引き続き同志を支援してくれることを私は確信している」

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