2020年度活動方針を審議・決定

引き続き３本の柱を軸に運動を展開することを確認
役員の一部改選に伴い、５名の役員が交代

金属労協（ＪＣＭ）は、2019年9月3日（火）午後13時30分から東京都江東区の東京国際交流館プラザ平成で、第58回定期大会を開催した。大会では、2019－2020年度運動方針を補強する「2020年度活動方針の件」を提案、審議の結果、原案通り決定した。役員の一部改選も行い、５名の役員が交代した。

　来賓として、国内から日本労働組合総連合会（連合）相原事務局長とインダストリオール・グローバルユニオン日本加盟組織協議会（インダストリオール日本加盟協）松浦副議長、海外からはインダストリオール・グローバルユニオン松﨑造船・船舶解撤／ＩＣＴ電機・電子部門担当部長が出席した。
　本大会には、代議員275名（うち委任状7名）が出席した。また、出席代議員のうち女性代議員が88名を占め、女性比率は32.0％となり、すべての産別が３割以上という目標を達成した。
　大会議長団は山鹿裕治代議員（電機連合）と小菅梨絵代議員（ＪＡＭ）の両代議員が務めた。

 1．議長挨拶、来賓挨拶

　冒頭、金属労協を代表して髙倉明議長が以下の通り挨拶を述べた。
（以下、要旨）
 　我々を取り巻く環境が大きく変化し、大きな節目も迎えている中で、組合員が安心・安定を実感して、働き・生活できる環境を構築していくために、これまでの課題をしっかり振り返りながら、環境変化に即した新たな試み「改革と創造」に、果敢にチャレンジしていくことが、今、我々労働組合に求められている。
　我々の行く手には多くの課題が山積しているものの、シェイクスピアの言葉に「星空に我々の未来が描かれているわけではない。未来は我々の手の中にある」とあるように、この先どのような困難や試練があろうとも、明るい未来に向かって５産別の力と英知を結集すれば、必ずや道は拓かれると確信している。
（→2019金属労協第58回定期大会・議長挨拶）

　来賓挨拶では、連合の相原康伸事務局長、インダストリオール日本加盟協松浦昭彦副議長、そして、インダストリオール松﨑寛造船・船舶解撤／ＩＣＴ電機・電子部門担当部長から、挨拶をいただいた。

２．報告事項を確認

　報告事項として最初に、「一般経過報告」（市川佳子事務局次長）から報告、確認した。また、一般経過報告の中で、「労働リーダーシップコースの活動報告」について、昨年10月に開催した第50回労働リーダーシップコースで副級長を務められた山本修パナソニックホームズ労働組合から、コースを受講しての経験に基づく報告を受けた。
　引き続いて、2019年春季生活闘争の「闘争経過報告」（倉永誠史事務局次長）、「2019年度会計決算報告」（市川佳子事務局次長）、「2019年度会計監査報告」（椎野幸作会計監査）を報告、全会一致の拍手で確認した。

3．審議事項

第１号議案「2020年度活動方針の件」

　第1号議案として、2019－20年度運動方針を補強する「2020年度活動方針」（浅沼弘一事務局長）を提案、加盟５産別から原案賛成の立場で意見・要望が述べられ、それらに対し浅沼事務局長が本部答弁を行った。この後、代議員の満場一致の拍手で「2020年度活動方針」を承認した。
（→2020年度活動方針）

 

第５号議案「役員の一部改選の件」

　第5号議案「役員の一部改選の件」について神保政史役員選考委員長（電機連合）から経過説明と提案を行い、事務局次長１名、常任幹事３名、会計監査１名、計５名の交代を全会一致で承認した。
（→2020年度金属労協役員一覧）

その他の議案

　これらの審議事項の他に、第２号議案「2019年度一般会計剰余金処分」、第３号議案「2020年度会計予算」（市川佳子事務局次長）についても提案し、全会一致の拍手で承認した。
　また、第４号議案では「規約一部改訂の件」について市川佳子事務局次長より提案し、①大会代議員・協議委員の選出基準の改訂（規約別表の改訂）、②役員任期と活動年度を連合に合わせるための改訂（規約第26条の改訂）を、全会一致の拍手で承認した。

 退任役員への表彰状の贈呈

　今回の大会をもって退任される５名の方々に、髙倉議長から表彰状が授与された。退任された役員は以下の通り。　

　事務局次長　　 藤冨　健一　　 自動車総連
　常任幹事    　   中川　義明       自動車総連
　　 〃        　    秋元　みゆき    ＪＡＭ
　　 〃　　　　　弥久末　顕　　 基幹労連
　会計監査          椎野　幸作       基幹労連