新着情報(機関会議報告-協議委員会)

第64回協議委員会を開き、2022年闘争方針を決定(2021年12月3日)

2021年12月10日

闘争方針「2022年闘争の推進」を機関決定
2021年12月3日、会場(東京国際交流館・プラザ平成)と
Web会議システムを併用し、開催

金属労協は、2021年12月3日午後2時から第64回協議委員会を開催した。金属労協闘争方針「2022年闘争の推進」を審議し、原案どおり機関決定した。

 第64回協議委員会には招集100名全員の協議委員と役員25名が会場またはWebで参加、約60名が会場およびYouTubeを通して傍聴した。女性協議委員は5産別で39名(39.0%)が参加した。概要は以下のとおり。

議長挨拶(金子晃浩議長)

「人」を中心に据え、労使で将来につながる徹底論議を

冒頭あいさつをする
金子金属労協議長

 協議委員会冒頭、金属労協を代表して金子晃浩議長が挨拶し、「DXやカーボンニュートラル等への対応といった、将来の産業の姿を変えてしまいかねない大変大きな変革期を迎えており、まさに生き残りをかけた厳しい競争環境に晒されている。そして足元では、世界的な半導体不足に加え、東南アジアからの部品供給遅れにより、業績の下方修正も散見されている。このような情勢下、我々は、日本の基幹産業である金属産業にふさわしい賃金水準の実現を目指していかなければならない。産業・企業を将来にわたって支え続け、競争力を高め続けているのは「人」であり「現場」だ。今次交渉においては、「人」を中心に据えた、将来につながる論議を労使で徹底的に尽くすことが肝要だ。」と述べた。
金属労協#64協議委員会議長挨拶(PDF)

 

 

来賓挨拶(芳野連合会長)

ジェンダー平等と多様性に満ちた安心社会実現に挑戦

芳野連合会長

来賓として連合を代表して、芳野連合会長から挨拶をいただいた。挨拶の概要は以下のとおり。
我々の目前には、人口減少、格差や貧困の拡大など、社会の持続可能性に関わる様々な課題が立ちはだかっている。雇用を守り、労働の価値を高め、誰一人取り残さない社会の実現に向けて、対話を重ねつつ、寄り添い、共感を得られるような取り組みを進めていく。今後の不確実な環境変化に適応しつつ、ジェンダー平等と多様性に満ちた安心社会の実現にむけて果敢に挑戦し、一人ひとりを守り、地域をつないでいく。必ずそばにいる存在として、すべての働く仲間とともに連合運動を切り開いていきたい。

 

 

報告事項:「一般経過報告」「金属労協としての人権デュー・ディリジェンスに関する取り組みについて」

 報告事項として、市川事務局次長から「一般経過報告」を、平川事務局次長から、2022年闘争方針にも労使で検討を進めていくと明記した「金属労協としての人権デュー・ディリジェンスに関する取り組みについて」を報告した。

「2022年闘争の推進」を提案する
浅沼金属労協事務局長

 審議事項:「2022年闘争の推進」の審議・決定

審議事項として、金属労協の闘争方針である「2022年闘争の推進」について浅沼事務局長が提案。5産別から原案賛成の立場で意見・要望が出され、本部答弁を行った後、全会一致で闘争方針「2022年闘争の推進」を機関決定した。

なお、この金属労協の闘争方針を踏まえて、加盟5産別は明年1月から2月にかけてそれぞれ中央委員会を開催し、産別としての闘争方針を決定する。各単組は集計対象組合を中心に要求提出を行い、団体交渉を開始する。最大のヤマ場となる3月の集中回答日の設定については、連合の決定を踏まえ、金属労協三役で構成する戦術委員会で確認する。
→金属労協闘争方針「2022闘争の推進」(PDF)