新着情報(労働リーダーシップコース)

第49回労働リーダーシップコースが開校

2017年10月23日

開校式

     
     

第49回労働リーダーシップコース開校式

    金属労協が主催する、 伝統の組合リーダーの登竜門である第49回労働リーダーシップコースが、2017年10月12日(木)の開校式を行い、10月28日(土)までの日程でスタートした。

 今回は、北は栃木から南は広島まで総勢35名の中堅組合役員(内女性3名)が受講した。開校式は、市川佳子事務局次長の司会のもと、怜月流森田怜氏による篠笛の奏楽で始まった。

開校を寿ぐ篠笛の奏楽

松岡敬名誉校長

髙倉 明 金属労協議長

本多則惠厚労省総合政策・政策評価審議官

山本一志関西ブロック代表

石田光男副校長

     

 冒頭、香川孝三校長が式辞に立ち、「来年で50回の節目を迎える伝統あるコースで、2週間半に渡る合宿研修を通じて、将来の日本の労働運動を支える力を養ってほしい」と激励した。

   次いで、名誉校長である松岡敬同志社大学学長が挨拶された後、主催者を代表して金属労協の髙倉明議長が挨拶に立ち、「次世代役員を育成する場として開設した労働リーダーシップコースも、金属労協が結成された1964年からわずか2年後の1967年に東京・明学で誕生してから、本年で50年の節目を迎えた。その2年後、西日本地区としてここ京都で開設され、40周年を機に東西を統合した。諸先輩方の先見性に深く感謝したい。特にゼミナール研修を中心に、生涯にわたる仲間つくり、産別を超えた人脈づくりをしていってほしい。ゼミの運営委員の先生方をはじめ多くの方々の協力を得て50年にわたる歴史を歩むことができた。今の現実をしっかりと踏まえた上で、労働リーダーシップコースを継続系していくことを約束します」と挨拶を結んだ。

開校式に臨む35名の受講生

 続いて、来賓として厚生労働省の本多則恵総合政策・政策評価審議官が挨拶に立ち、「これから、受講生の皆さんの職場や組合の現場では、働き方改革をはじめ、さまざまな課題が出てくると思うが、このリーダーシップコースで柔軟な頭を鍛えて、乗り越えていってほしい」と激励されると

決意表明する池田智香子さん

共に、労働行政の現下の取り組み課題について述べられた。次に、自らも第35回コースの修了生である山本一志関西ブロック代表が挨拶に立ち、「17日間の合宿研修を通じて、自らに問いかけ、他の人へも問いかけ、より濃密な人間関係を築いてほしい。そして勉学を通して、次代・未来についてじっくり考える時間をもってほしい。本日から生活環境が変わるが、最後まで元気にがんばってほしい」と激励した。続いて、石田光男副校長が挨拶に立ち、「今まで労使関係の研究を続けてこれたのも、毎年、この労働リーダーシップコースで企業の最前線での労使関係の今の課題を学ぶことができたからと感謝している。講師も受講生と一緒になって、今の課題について考え議論していきたい。楽しい充実した期間にしていきたい」と述べた。最後に受講生を代表して本田技研労働組合の池田智香子さんが受講生宣誓を行い、開校式を終了した。

開校講演/貿易ゲーム/全体ミーティング

開校講演する髙倉議長

 

貿易ゲーム2

全体ミーティング

 

全員で乾杯!

     

この後、開校講演として「これからの労働運動とリーダー像」と題して、髙倉 明議長から、自身の体験も踏まえ、講演を受けた。午後からは、オリエンテーションの後、高橋正関西セミナーハウス元主事を講師に「貿易ゲーム」を通してグループ形成を行った。 晩は、夕食交流会のあと、全体ミーティングを行い、全員で自己紹介を行った後、実行委員会を形成する各ゼミの班長・副班長を互選し、級長に、ダイハツ労働組合の小倉英明さん(香川ゼミ)を選出した。その他、各担当を決めた。第1回実行委員会の後、全員でロビーに集い、乾杯をしあって、交流を深め合った。

 

 

 

第1週の講義・プログラム

     

ゼミナール1

講義「労働組合の歴史」

 

座禅

特別講演「経営と人間」

 

第2週のプログラム・講義

 

講義「労使関係論」

講義「国際労働運動論」」

茶室体験

講義「労働経済論」

討論会

講義「組合戦略づくり」