IMF東・東南アジア太平洋地域サブリージョナル委員会を開催

2010年IMF優先活動課題について討議
シンガポールで10カ国12加盟組織から61名が参加

全景

2010年4月16-17日の2日間、シンガポールのNTUC所有のオーキッド・カントリークラブでIMF東・東南アジア太平洋地域サブリージョナル委員会が開催された。
会議風景
会議に出席した
ライナIMF書記長をはじめIMF本部役員ら

会議風景 会議風景
ユルキ・ライナ
IMF書記長長
シリル・タンSC議長
 会議には10ヶ国・地域の12加盟組織から55名、IMF本部・地域事務所からはユルキ・ライナ書記長他5名の合計61名が参加した。日本からは西原浩一郎IMF−JC議長他13名が参加した。
 今回の会議は東アジアサブリージョンと東南アジア太平洋サブリージョンが2008年のアジア太平洋地域会議で合併以来、初の会議開催となった。また2009年の第32回IMF世界大会で採択されたIMFアクションプログラムの当地域での実施を議論する最初の会議となった。
 会議では2010年のIMF優先活動課題である、多国籍企業ネットワーク、組合構築、持続可能な開発、地域活動について活発な討論が行われた。GUF統合問題については、アジア地域で初めてIMF本部から問題提起があり、意見交換を行った。ジェンダー問題はIMFの優先課題として、今後も引き続き毎回議題に取り上げ議論していく事も確認された。
 アジア地域を代表する執行委員2名の退任・退職に伴い、後任の選出についても議論が行われた。オーストラリアのジュリアス・ローAMWU委員長の後任に、オーストラリアのポール・ハウズAWU書記長、インドネシアの女性執行委員アグニ・ダマヤンティFSPMI副会長の後任にインドネシアのアンワール・ワティFSPMI書記次長を選出する事が確認された。
 また、IMF本部からサブリージョンの今後のあり方として、現在南アジアと2つに分かれているアジア地域を1つにする提案があり意見交換を行ったが、GUF統合の問題もあることから急がずに議論していくこととなった。
会議報告