第35回労働リーダーシップコース(基礎コース)

開校式

 
ピアノ演奏する
ヨハネス・ブリッツさん
開校式は、1月8日(木)午前10時から、雪のちらつく中、同セミナーハウス研修生のヨハネス・ブリッツさんのピアノの調べでスタート。
最初に、竹中正夫校長が式辞に立ち、「今回は35回という節目を迎えた。35年前の第1回の時に、12人の諸君と冬ごもりして学んだ、その初心に立ち帰って、今回のコースに臨んでいきたい」と前置き、「今年はオリンピックの年である。開催地のアテネでは、かつて古代ギリシャの学舎アカデミアの学者は若者たちに『汝自身を知れ』と呼びかけた。一方、石庭で有名な京都・竜安寺の石の裏側には『我ただ足るを知る』との言葉が刻まれている。古今東西とも、自分自身を知ることが研鑽の基本である。今回のコースでは、人生の折り返し地点において、自分自身を知り、お互いに話し合い、学び合う場としてしていってほしい」と激励した。
式辞を述べる
竹中正夫校長
挨拶する
鈴木議長

 続いて、主催者を代表して鈴木勝利IMF−JC議長が挨拶に立ち、「10年前の常識は今日の常識ではない。今こそ時代の変化を的確に読みとり、労働者のために将来の手を打てる確信あるリーダーの存在が必要である。そのための学びの場として、この3週間が各人の人生の最良の原点となるよう祈っている」と述べた。
 次に、来賓として厚生労働省の青木豊政策統括官から祝辞を頂戴した。統括官からは、現在、厚生労働省として雇用問題・失業問題に全力をあげていることが報告されるとともに、「現在、労使関係の難しい問題が山積しているが、金属労協として、社会変化を先取りして、我が国労働運動のパイオニアとして諸課題に取り組んできたことを高く評価したい。今後も積極果敢に諸課題に挑戦していっていただきたい。とりわけ、リーダーの皆さんがしっかり話し合い、新しい運動を切り開いていくことが重要である。その意味で、話し合いを基本としたこの労働リーダーシップコースは非常に有意義である。是非これからのリーダーとして研鑽に励んでほしい」と激励した。
 次に、JC関西地方ブロックの中瀬古幸治代表が挨拶に立ち、「時代は大きく変化している。一杯のコップに水が入っていたら、新しい水は入れられない。今回のコースを通じて過去の常識、過去の成功体験を一旦捨てて、新たな成功体験を創っていく糧としていってほしい。ざっくばらんな議論を通じて、新たな方向性を見いだしていってほしい」と励ました。
 中條毅運営委員長からは、「日本は、労使共同体国家といえる。労使関係とは、雇用関係であり、現在、グローバル時代における労使家計のあり方が問われている。様々な課題が山積しており、労使関係は難しい時代を迎えている。そういう中で、35年の歴史を持つ、この労働リーダーシップコースの意義は大きい。これからはリーダー人材の質が問われる時代である。知恵と知識という『知』で一番大事なのは教育である。時代の大きな変化の中で、このコースを通じて共に学んでいきたい」と励ましの言葉が贈られた。
 続いて、平田哲副校長からは、「地域に根ざした市民運動としての組合運動が大切である。今回のコースでは、市民社会の中でどう労働組合の活動を位置づけていくか、ゼミを通して皆で議論したい。企業の社会的責任について、従業員や労働者を無視した経営サイドの議論が進んでいることに危惧を感じる。労働組合がしっかりと参画していくことが大切だ」と挨拶があった。
 関西セミナーハウスの井上勇一所長からは、「組合や職場そして家庭のみなさんの祈りに支えられて、今回34名の受講生の皆さまが集われたことを忘れず、最後まで元気で互いを思いやりながら研修に励んでいただきたい。セミナーハウス全スタッフで皆さまの研修がスムーズに進みますよう全力をあげてサポートしていきたい」と歓迎の辞を述べた。
 最後に、受講生を代表して、全本田労連ケーヒン労組の鈴木雅義さんが力強く決意表明を行い、開校式を終了した。