IMFニュースブリーフ
オーストラリアの加盟組織が有給出産休暇を優先課題に
AMWUは製造業の女性労働者のためのキャンペーンを開始した。

オーストラリア
:オーストラリア製造労組(AMWU)は、2003年キャンペーンの主要優先課題の一つとして、オーストラリアの製造業全体で女性に14週間の有給出産休暇を取得する権利を与えるための運動を開始した。
 現在、同国の製造業で働く女性労働者25万人のうち、何らかの種類の有給出産休暇を利用できる者の割合は15.4%にすぎない。AMWU全国女性委員会のアン・ドネラン(Anne Donnellan)委員長は、「女性はオーストラリアの労働力に多大な貢献をしており、使用者は有給出産休暇を合法的な職場受給権として認めなければならない」と述べた。
 国連は有給出産休暇をすべての女性の基本的人権として承認しているが、オーストラリアは、女性が有給出産休暇の権利を求めて交渉しなければならない世界でも数少ない国の一つである。経済協力開発機構(OECD)諸国で出産休暇を取得できないのは2カ国(オーストラリアとアメリカ)だけであり、ダグ・キャメロンAMWU全国書記は「そろそろオーストラリアも、女性の権利と乳児の権利に関して本当に21世紀に入るべきだと思う」と述べた。
 同労組は、組合員が雇用されている職場の賃金を支払って、国際基準である最低14週間の出産休暇を与えることを要求する予定で、「女性労働者の健康増進、熟練労働者の保持、はるかに満足度の高い労働者の雇用によって、企業は十分にコストを節約するだろう」と述べている。
 2002年11月、ゼネラル・モーターズ(GM)のオーストラリア子会社ホールデンは、GM製造部門の女性労働者に14週間の有給休暇を一方的に与えた。
[2003年1月8日]