IMFニュースブリーフ
オーストリアで労働者が集結
定年の引き上げを試みる政府に抗議して、100万人を超える労働組合員がストを実施した。
オーストリア:オーストリアの国際金属労連(IMF)加盟組織である金属・繊維労組(GMT)は今日(5月6日)、全国労働組合総連合OGBとともに、同国の定年を引き上げる政府の計画をめぐって全国規模の抗議行動・ストライキを実施する。5月13日には大規模なデモ行進も計画されている。
 交通機関から金属その他の産業、教育、医療、印刷などに至る各分野から約140万人のOGB組合員が、半世紀以上ぶりの大規模な争議行為になると予想される行動に参加すべく集結する。
 労働組合とソーシャル・パートナーは、法案の変更を延期して双方が合意する解決策を見つけられるよう努力したが、政府は延期を一切受け入れず、4月29日に議会に法案を提出した。
 この法案が可決されれば、年金拠出期間が40歳から45歳へと5年引き延ばされる。ルドルフ・ニュルンベルガーGMT会長は、「この政府案によって将来の年金が最高41%まで大幅に削減される」と言う。
[2003年5月6日]