IMFニュースブリーフ
東ドイツの金属労働者が週労働時間の短縮を求める
IGメタルは警告ストを実施し、東西ドイツの金属労働者を平等にするためのキャンペーンを開始した。


ドイツ
:IGメタルは、ドイツ東部の金属・電機産業の組合員を対象に週35時間労働を段階的に導入することを目指して、5月5日に四つの自動車工場でストライキを実施した。標的となったのは、フォルクスワーゲン3工場とオペル1工場だった。
 国際金属労連(IMF)に加盟するドイツの金属労組IGメタルによれば、ドイツ再統一から13年を経た今、東西従業員の労働・所得条件平等化の実現へ向けて、さらなる措置を講じるべきときである。週当たりの基本給は同じだが、週労働時間は東部の金属労働者31万人が38時間であるのに対して、西部では35時間である。
 IGメタルは、5月半ばにドイツ東部の金属・電機産業の使用者と協約交渉に入る予定だが、それでもなお6月初めのストを想定して投票の準備をしている。
[2003年5月7日]