IMFニュースブリーフ

中国の金属労働者釈放で大勝利

中国の労働組合活動家を支持する国際連帯キャンペーンは成果を上げることができる

 

中国:1年前から投獄されていた金属労組活動家のディー・チャングイ(Di Tiangui)が先ごろ釈放されたことは、中国の労働者の基本的権利を支持する国際労働組合キャンペーンにとって励みになる。
 山西(シャンシー)省の太原(タイユワン)にあるエンジニアリング工場を退職した元金属労働者のディーは、当時の江沢民国家主席と朱鎔基首相に書簡を送り、国有企業を退職した労働者の独立同盟を認めるよう政府に要求したあと、2002年6月に逮捕された。これらの労働者を組織化して年金・福祉給付を強く要求しようとしたことで、ディーは最高刑が終身刑または死刑の「国家転覆」罪で告発された。報告によれば、拘留中にディーは拘束・殴打され、3回も入院しなければならなかった。
 長年にわたって、国際金属労連(IMF)と他の多くの労働組合組織は、中国で労働者の基本的権利を求めてキャンペーンを実施してきた。中国は、世界で最も多くの労働組合活動家が投獄され、国際的に認められた労働権が幅広く侵害されているという嘆かわしい評判を得ている。
 IMF加盟組織の全米自動車労組(UAW)は、そのような継続的キャンペーンを実施しており、ディー釈放は「大きな勝利であり、国際連帯が世界中の労働者の生活に影響を及ぼしうることを示している」と述べている。
 しかし、なすべきことはまだたくさんある。多くの例の中から一つを挙げれば、独立金属労組活動家のヤオ・フシンとシャオ・ユンリャンは、未払い賃金・給付をめぐる平和的な労働者の抗議に参加したことを理由に、2003年5月に過酷な長期刑を言い渡された。2人とも健康状態が極端に悪化しており、先ごろ家族から遠く離れた刑務所の農園に移送された。そこで強制労働に従事させられるものと見られる。
 中国における労働者の諸権利の侵害に関する詳しい情報については、IMFウェブサイト、『中国労働報』、『中国労働監視(China Labor Watch)』、UAW「アクション・アラート(行動態勢)」の関連ニュースを参照のこと。
[2003年8月22日]