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WSFで4,000人が雇用のために行進

ポルトアレグレの世界社会フォーラムで、4,000人を超える人々が色とりどりの鮮やかな横断幕や旗を掲げて、雇用のための労働組合行進に参加した。


ポルトアレグレ:
1月29日にポルトアレグレの世界社会フォーラム(WSF)で、4,000人を超える人々と40団体以上の労働組合が雇用のための行進に参加した。この集会は、国際金属労連(IMF)とブラジルの加盟組織である全国金属総連合(CNM/CUT)および全国金属労働者総連合(CNTM)が主催した。
 巨大な横断幕を先頭に、その他の横断幕や旗も次々とあとに続き、デモ参加者はディーセントな雇用、人権、持続可能な開発、より幅広い社会的同盟の確立を要求した。集会参加者たちは、輸出加工区(EPZ)の労働者など、不安定な雇用に就く人々との連帯も表明した。
 拡声器をつけた2台のトラックが行進に随行し、人々が練り歩く中で30人を超える参加組織代表が発言することができた。行進は3キロメートルにわたって行われ、WSF会場全体と数千人が滞在中のユース・キャンプを蛇行しながら進んだ。
 WSF開催中、この集会に先立ってIMFは、他の社会運動との関係を確立するとともに討論で確実に労働組合問題を取り上げるようにするために、非組合行事への出席に全力を注いだ。
 マルチェロ・マレンタッキIMF書記長も、WSFと並行してポルトアレグレで開催された世界議会フォーラムで発言した。ここでマレンタッキ書記長は、団体交渉において労働組合が果たす重要かつ合法的な役割、職場における闘争と地域社会における闘争とを結びつけることの必要性について語り、ネオリベラルなグローバル化に対抗する経済的・社会的代替策を提示した。
[2005年1月31日]