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債務救済が不可欠

アフリカ委員会報告で勧告される債務帳消しを支持すべきだ、とマルチェロ・マレンタッキIMF書記長は最新のオピニオン・コラムで主張している。


ジュネーブ:
マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は、今日(3月15日)発表された最新のオピニオン・コラムで、アフリカ委員会報告の所見を歓迎し、「この報告書は国際社会の支持に値する」と主張している。
 同委員会は数々の案を示しているが、特に、最も多額の債務を抱えるアフリカの貧困国の債務全額免除を提案している。マレンタッキ書記長は、この提案について論評し、「これは素晴らしい解決策であり、アフリカに真の経済開発機会を与える最善の方法だと思う」と述べた。
 他の社会運動と同様に書記長も、「このプロセスを世界銀行や国際通貨基金などの金融機関に任せるべきではない」と主張している。「これらの機関は目標の達成に失敗しており、人々に奉仕する民主的で透明な機関に改革されるまでは信用することができない」と書記長は言う。
 「全世界での大規模な動員によって、6月にスコットランドで会議を開くG7諸国の政府に圧力を加えなければならない」とマレンタッキ書記長は述べた。
[2005年3月15日]