IMFニュース・ブリーフス
コロンビアにおける暴力を阻止せよ

「毎年、コロンビアは全世界における労働組合員殺害事件の過半数を占め、その数は1990年以降3,000件を超えている」と、当地で連帯行動プログラムを実施しているアムネスティ・インターナショナル・オーストリアのザビネ・フォーグラー博士は大会で述べた。 「ほとんどの場合、これらの暗殺は軍の支援を受けた民兵組織によって行われている」


オーストリア:
全米鉄鋼労組(USWA)が、コロンビアに軍事援助を提供する国々、特にアメリカに抗議するための協力を求める決議案を提出した。この決議は、特に組合指導者の生命を守れるようにすることを目的に、コロンビアの労働組合への支援も要求している。
 「この弾圧を阻止するには国際社会による行動が必要だ」と、FETRAMECOL(コロンビア)から参加した大会代議員ルイス・エンリケ・エルナンデス氏は述べた。「コロンビアの労働組合活動家は、雇用や生命、家族のことを心配している」
 この決議は、ILOにコロンビアの労働権に関する調査委員会の設置を、IMFに労働者に対する攻撃を調査・実証するためのコロンビアへの代表団派遣を要求している。
 「アメリカをはじめとする国々がコロンビア軍に何十億ドルもの援助を提供しているのは暴挙だ。ILOが現状の正式な調査を開始していないのも良心にもとる」とUSWAのジェリー・フェルナンデス氏は述べた。
[2005年5月24日]