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韓国で労働組合権の侵害

全世界で2,500万人の金属労働者を代表するIMFは、韓国における労働組合権の侵害を非難し、ハイニックス・マグナチップの労働者への連帯を表明した。


韓国:
政府・使用者は、非典型労働者の団結権・団体交渉権を繰り返し侵害している。多くの場合、下請労働者の報酬は正規労働者の半分である。
 忠北道の清州市にあるハイニックス・マグナチップ・セミコンダクターで働く下請労働者が、数カ月前から闘争を繰り広げている。2004年10月、労働者はやっと組合を結成したが、この行動に対してハイニックス・マグナチップ社は、組合に加入した労働者180人の解雇で応じた。
 解雇された労働者は同社前で座り込みストを決行し、警察から暴力的な攻撃を受けた。そこで同じ地域の労働者たちが、メーデーにハイニックス・マグナチップ労働者に連帯して抗議集会を開いた。
 「非典型労働者の増加との闘いは、韓国だけでなく、発展途上国・先進工業国を問わず他の国々の金属労組にとっても最優先課題だ」と、マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は語った。韓国の「非正規」労働者は現在、労働力のほぼ60%を占めている。
 IMF加盟組織のKMWFは5月20日に連帯ストを実施する予定であり、そのわずか2日後には、100カ国の金属労組指導者がウィーンに集まって第31回IMF大会を開催する。マレンタッキ書記長は、ハイニックス労働者の闘いに世界中の金属労働者全員の連帯を表明した。
 IMFは、韓国における労働者の基本的権利の完全な尊重を目指して、国際社会が韓国政府に圧力を加え続けることを要求する予定である。
[2005年5月19日]