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VWが雇用削減を計画

フォルクスワーゲンは、コスト削減のためにヨーロッパで雇用を減らすかもしれないが、2011年まで解雇しないというドイツ6工場での協約は尊重する、と発表した。



ドイツ:
フォルクスワーゲン(VW)は、検討中の一連の経費削減策の一環として、向こう3年間にヨーロッパの工場で雇用を削減するかもしれない、と発表した。ウォルフスブルクのVW労働者は、9月5日に開かれた職場会合で経営側から同社の計画について知らされた。しかし経営側は、予想削減数については明らかにしなかった。一部の新聞報道によれば、その数は最高1万4,000人に達するという。
 VWは、昨年IGメタルと締結した労働協約の条件は守る、と述べた。この協約は、ドイツ西部6工場の労働者10万3,000人について、2011年まで雇用を保障している。その代わり、この世界第4位の自動車メーカーは、高齢労働者に希望退職や早期退職、パートタイム雇用を提示することによって削減を達成する予定である。
 VWは全世界で34万人の労働者を雇用している。
[2005年9月7日]