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「連帯」が創立25周年

SNTMMSは、自分たちの利益を代表する組合の結成を目指すブラック・アンド・デッカー労働者を支援している。


ポーランド:
25年前、ポーランド・グダニスクの造船所で働く金属労働者が18日間のストライキを実施し、その結果、ソ連圏では初めての自由労働組合「連帯」が結成された。この行動に端を発する運動が、最終的に共産主義体制を転覆させ、東欧の民主改革への道を開いたのである。
 マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は8月31日付のオピニオン・コラムで、「連帯」25周年を祝福し、同労組が労働組合運動に多大な貢献をしてきた足跡を振り返っている。
 「1980年8月31日は、これからも世界中の労働組合が祝福すべき重要な日であり続けるだろう」とマレンタッキ書記長は書き、次のように付け加えている。「ポーランドの労働者は世界労働組合運動に極めて大きな貢献をした。そのことについて、私たち全員が大いに感謝している」
 しかし書記長は、同労組がこのところ政界に焦点を当て、労働組合活動から逸脱するようになっていることに疑問を呈している。
 「私の見解では、「連帯」は労働組合としての使命を追求すると同時に、政党になることなく政界でも活動すべきだった。労働組合には使命がある。その使命は、時の政権が友好的であるか否かにかかわらず、常に追求していかなければならない」と書記長は書いている。
 マレンタッキ書記長のオピニオン・コラムは、IMFウェブサイトに掲載されている。
[2005年8月31日]