IMFニュース・ブリーフス
現代と起亜自動車でストライキ

現代とその傘下企業である起亜自動車の組織労働者が、賃上げ・労働条件改善要求を支持してそれぞれ警告ストを実施した。


韓国:
韓国最大の自動車メーカー、現代自動車の労働者は先週の木曜日と金曜日、賃金・労働条件の改善をめぐる経営側との交渉決裂を受けてストライキを実施した。
 現代自動車労組は、積極的にストライキを強化する姿勢を強く示し、団交要求を打ち出そうとしている。この要求には、労働条件改善、経営問題に対する発言権の強化、8.5%の賃上げが盛り込まれている。
 ロイター通信によると、同労組は会社の純利益の30%を特別ボーナスとして労働者に還元するよう要求している。現代自動車は従業員数5万人で、うち4万人近くが現代自動車労組に所属している。同労組は、IMFに加盟する韓国金属産業労組連盟の傘下組織である。
 それとは別に、韓国第2の自動車メーカーである起亜自動車の組織労働者も、賃上げと奨励給を求めるストライキの実施を票決した。起亜労組の組合員のおよそ75%がスト要求を承認し、昨日(月曜日)、最初の警告ストが行われた。
[2005年8月30日]