IMFニュース・ブリーフス
まだ終わらないアサルコのストライキ

USW幹部によれば、争議の終結を目指す公式的な接触はまだない。


アメリカ:
今年7月に始まったアサルコ労働者のスト妥結の見通しに関するマスコミ報道は、グルポ・メヒコの声明に基づいている。
 この報道を受けて、IMFラテンアメリカ地域事務所は全米鉄鋼労組(USW)のマニー・アーメンタ氏に連絡し、最近の動きについて話を聞いた。
 アーメンタ氏は電話で、「ストは続いており、最も重要な最近の進展はダニエル・テレチー・アサルコ社長の辞任だ」と述べた。
 アーメンタ氏は「アサルコには、できるだけ早く新しい社長を任命してもらいたい」と語った。また同氏によると、月曜日以降、争議が終結する可能性があるという噂が広まっているが、これまでのところ同労組に公式的な接触はない。「公式の接触はまったくない」とアーメンタ氏。
 同氏によれば、これらの報道の出所は、おそらく先週木曜日に開かれた債権者委員会だという。債権者は、労使紛争の解決に大きな関心を寄せている。
 アーメンタ氏は「労働者に有利な合意に達し、私たちが賃金・給付に関して要求している保護が労働者に与えられるとともに、組合も保護されることを望む」と語った。
[2005年11月4日]