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IGメタルが5%の賃上げを要求

賃金交渉は2月に始まる予定。使用者側は、1.2%を超える賃上げは受け入れられないと主張している。


ドイツ:
ドイツの金属労組IGメタルによれば、同労組は電機・エンジニアリング・金属加工部門を対象とする次の賃金交渉で、最大5%の賃上げを要求する。  IGメタル指導部は12月12日に会合を開き、この部門で働く労働者340万人について向こう12カ月間の賃上げを勧告した。今後、同労組の各地域賃金委員会がこの案に検討を加え、IGメタル執行委員会が1月20日の会合で最終決定を下す。正式な賃金交渉は2月初めに始まる。
 使用者連合団体ゲザムトメタルはIGメタル勧告についてコメントし、1.2%を超える賃上げは受け入れられないと述べた。
 しかしユルゲン・ペータースIGメタル会長は、この要求は「財政的に実行可能」かつ「経済的・社会的に正当」だと主張した。
 IGメタルは、現在ドイツのエンジニアリング・金属加工部門が好ましい環境にあり、2006年に生産性と企業収益の上昇が予想されることを指摘した。

[2005年12月16日]