IMFニュース・ブリーフス
4月28日は行動開始の日

IMFは6月、アスベスト禁止を求める闘いをILOに持ち込む。


ジュネーブ:
マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は、4月28日の労働者追悼日にあたって声明を発表し、アスベスト全面禁止を要求した。
 「使用者の怠慢の結果、来る日も来る日も、労働者が負傷し、命を落としている。労災死亡事故は年間200万件を超えており、職場での死亡は戦場での死亡に匹敵するほど多いことが分かる。それ以上に心配なのは、政府が悪質な使用者による不法行為から市民を守る義務を果たしていないために、この戦争が助長されている場合が多いことだ」
 「嘆かわしいことに、国際使用者連盟と一部の政府は、この死亡統計を百も承知で、依然この致命的な製品の輸出入・生産の全面禁止をあくまで阻止しようとしている。人命を犠牲にしてでも利益を上げ続けたいというわけだ」
 「こうした現状を踏まえて、IMFは他のグローバル・ユニオン・フェデレーション(GUF)とともに、6月の国際労働機関(ILO)総会でアスベスト全面禁止決議の採択を求めて闘う」
 「アスベストに殺された同志を生き返らせることはできないが、これから先救うことのできる労働者を守るために力を合わせることはできるし、そうしなければならない。全面禁止こそ追悼にふさわしい」とマレンタッキ書記長は述べた。

[2006年4月25日]