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韓国とベラルーシで組合指導者が釈放される

それぞれの国で、労働者のデモに参加したために投獄されていたKMWFとREPAMの指導者が今週、釈放された。


韓国/ベラルーシ:
それぞれの筋から入った報告によると、今週、韓国金属産業労組連盟(KMWF)のチョン・チェファン委員長と金属労組REPAMのアリアクサンドル・ブクボスタウ会長が釈放され、国際労働界の喝采を受けた。
 半年ほど韓国民主労総(KCTU)委員長代行を務め、2005年4月にKMWF委員長に選出されたチョン氏は、非正規労働者法案に反対する集会に参加したために78日間にわたって投獄された。
 警察は2月25日、同委員長を居住地である仁川の料金所で逮捕した。チョン委員長は、まず地元の警察署に拘留されたあと、ソウルの永登浦(ヨンドゥンポ)拘置所に移送された。
 KMWFからの報告によると、検察側は4月の公判で禁固4年を求刑した。しかし、判決は禁固2年・執行猶予3年だった。
 アリアクサンドル・ブクボスタウ氏は無許可集会に参加したかどで逮捕され、禁固15日を言い渡された。同氏は4月26日、チェルノブイリ災害20周年を記念する集会で、2分間のスピーチを行っていた。この人類史上最大の人為的な原子力災害の際、アリアクサンドル・ブクボスタウ氏は「ゴムセルマシュ(Gomselmash)」工場労働組合委員会の委員長を務めていた。
 しかしベラルーシの組合は、「今回の逮捕は、ルカシェンコ政権が、週の終わりに予定されていたメーデー関連行動を鎮圧するために強行したものだ」と強調した。メーデーには、逮捕に抗議して予想を上回る2,000人がデモに参加した。

[2006年5月12日]