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スウェーデンの組合がエリクソンを提訴

IFメタルは、収益改善策を提案した従業員に十分な報酬を支払わなかったとして、この通信大手を告発した。


スウェーデン:
IFメタルによると、エリクソンは、8,000万クローナ(1,095万米ドル)の利益を会社にもたらした改善案の発案者であるエリクソン・イェブレ工場の2人の従業員に、公正に報酬を支払っていない。
 1999年、2人のエリクソン従業員が、回路基板製造機に材料が投入されている間の空運転時間を大幅に短縮する案を提出した。
 当時の地方労働協約の規定によると、従業員のアイデアが貴重な改善をもたらした場合、結果として得られた利益は会社と発案者が分け合うことになっていた。
 2人の従業員はアイデアに対する報酬をいくらか受け取ったが、IFメタルによれば、十分な額ではないという。
 「このエリクソンの行動は容認できない」と、組合の交渉担当者ダルコ・ダビドビチ氏は述べた。「会社側は明らかに、協約に従って発案者にしかるべき報酬を支払わなければならない」
 同労組はエリクソンに対し、各従業員に2,000万クローナ(270万米ドル)を支払うよう要求している。
 イェブレのエリクソン従業員には、もはやボーナス制度がない。

[2006年5月8日]