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KMWFが産業別労働組合に転換

KMWFに所属する韓国の金属労働者は、全国産別組合の結成を票決した。


韓国:
韓国金属産業労組連盟(KMWF)に加盟する企業別金属労組は、全国産業別労働組合の結成によって政府・経営側に対する交渉力を強化することに賛成した。
 2006年6月26〜30日に企業別組合20団体が、産業別労働組合への転換に関する同時投票を実施した。投票の結果、3大自動車メーカーである現代自動車、起亜自動車、大宇自動車の組合をはじめ、8万6,985人の労働者を代表する企業別組合13団体が、既存の企業別組合を解散して韓国金属労組(KMWU)に加盟することを票決した。この案は、1万3,465人の労働者を組織化する7つの企業別組合では否決された。
 産別転換案の可決により、韓国の組合全体が新たに自信を深め、「この画期的な出来事は労働者にとって、より幅広い変革と新しい可能性の始まりを意味する」と考えている。使用者側は、この転換に強く反対した。既存の組合組織を転換し、KMWUに加盟するかどうかの投票は、以下の組合で実施された。

●大宇自動車販売労組(賛成97.9%)
●大宇自動車労組(同77.0%)
●斗源精工労組(同91.8%)
●徳洋産業労組(同78.9%)
●現代自動車非正規職労組(同97.5%)
●現代自動車労組(同72.6%)
●ジングァンENC(Jinkwang ENC)労組(同71.4%)
●起亜自動車労組(同76.7%)
●LGキャリア労組(同79.8%)
●メティア労組(同83.1%)
●ロテム労組(同77.6%)
●STX造船労組(同71.9%)
●ボルボ建設機械労組(同79.25%)

[2006年7月6日]