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ヤナコチャ鉱山で武器を押収

鉱山での農民死亡事故を調査していた警察は、警備員が50丁を超える軍用銃を隠しているのを発見した。


ペルー:
ペルー・カハマルカ県にあるヤナコチャ鉱山会社の警備請負業者の施設で、56丁の軍用銃が見つかった。

 アルフレード・レバサ検察官は、ヤナコチャ鉱山のフォルサ施設に保管されていたカラシニコフとFAL、G-3、それにリボルバー6丁、ピストル6丁、2,000発近くの弾薬を押収した。

 これらの武器は、8月2日(水曜日)にコンバーヨの住民と鉱山会社の警備員とが衝突した際、農民のイシドロ・リャノス・チャバリアが3発の銃弾を打ち込まれて死亡した事件を調査していたときに発見された。

 衝突の理由は、この鉱山会社は地域の飲料水を汚染している、と農民たちが考えたことだった。

 検察官は報道関係者に、「これらの兵器のいずれかがイシドロ・リャノス殺害者によって利用されたかどうか」を確認するとともに、「フォルサとヤナコチャが長距離武器の公式所有許可を得ているかどうかも調査」するために努力する、と語った。

 この鉱山会社は、47人のフォルサ社員が村人との衝突に関与したことを認めているが、「武器を使用した者は1人もいなかった」と主張している。

 フォルサのウィルソン・ゴメス・バリオス・リンコン総括管理者によれば、ヤナコチャとフォルサは現場で軍用銃の所有に関する法に違反していなかった。「これは普通のことだ――これらの武器は、鉱山で使う爆発物をテロ攻撃から保護し、ヤナコチャが採掘した金を警備するために利用している。数百万ドル相当の金が埋蔵されているのだから」と同氏は『ラ・リパブリカ』紙に語った。

 同氏は、警察が押収したFAL、AKM、G-3およびリボルバーは兵器・軍需品管理局に合法的に登録されていると主張し、フォルサ社員は地元住民との衝突の際にゴム弾しか撃っていないと保証した。

 ヤナコチャの労働組合は、この事件を非難し、責任者の調査と処罰を要求した。

[2006年8月10日]]