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トルコの造船所で労働者が勝利

イスタンブールのトゥズラにある造船所での数カ月に及ぶ闘いを経て、投獄されていた労働組合指導者が釈放され、労働者は未払賃金を支給された。


トルコ:
警察との激しい衝突や労働組合指導者2人の投獄・釈放を含む数カ月間の闘いを経て、イスタンブールの港湾労働者55人が、やっと造船会社から未払賃金を受け取った。

 トルコ企業デサンが所有する企業グループ傘下のモテサンは2006年3月、労働者55人の雇用契約を打ち切った。労働者たちは2カ月以上支払いを待った末、5月23日に所属組合リムテール・イスの支援を受けて造船所の門で抗議行動を開始した。

 5月31日に警察が労働者を攻撃、6人が重傷を負い、リムテール・イスのジェム・ディンチェ会長とカンベル・サイジリ役員を含む16人が逮捕され、40日間にわたって拘留された。ジェムとカンベルが釈放され、労働者が賃金を支払われるまで、他の労働者や組合、IMFの連帯支援を受けて造船所で抗議が続けられた。

[2006年8月9日]