IMFニュース・ブリーフス
常軌を逸した意気沮喪させる危険な仕事

アクション・グループ会合で、造船産業における契約労働の利用に焦点を当てた。


アメリカ:
IMF造船アクション・グループは、このほどウィリアム・W・ウィンピシンガー教育・技術センターで2回目の会合を開いた。全米機械工・航空宇宙労組が主催したこの会合では、世界造船産業が直面する多くの重要な問題について議論した。
ブラジル、フィンランド、日本、トルコ、イギリス、アメリカから参加者が出席した。残念ながら、韓国代表団はアメリカに入国するためのビザを確保できなかったが、自国の現状に関する報告書を提出した。
造船アクション・グループは、目下の問題と、次の問題に取り組むために講じることができそうな措置とについて討議した。すなわち、中国情勢、雇用関係、造船産業における労働安全衛生の現状、経済協力開発機構(OECD)との今後の活動である。
ロブ・ジョンストンIMF造船担当部長は次のように述べた。「過剰設備や安全衛生などの問題は、この産業で働く労働者にとって極めて現実的な脅威だ。今回の会合により、私たちはグローバルな組合戦略の立案へ向けて大きく前進した。その戦略は、グローバル市場を考慮に入れつつ、労働者の諸権利を最重要事項に据えるものになるだろう」
造船アクション・グループはセッションの1つで、グローバル化の影響に関するパネル・ディスカッションに参加した。教育・技術センターの学生にも参加してもらい、実に貴重なセッションで参加者全員が諸問題に関する理解を深めた。

[2006年9月20日]