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クロアチアの金属労組が合併へ

クロアチアの金属労働者は金属労組の強化を目指して努力しており、2008年に化学労組と合併することに同意した。


クロアチア:
クロチアのIMF加盟組織、クロアチア金属労組(SMH)は、2006年10月18〜19日に中央ダルマチアのスプリトに近いプリモシュテンで第4回大会を祝った。大会代議員は、2008年の2組合完全合併に先立つ暫定措置として、クロアチア金属化学労働組合総連合(Confederation of Metal and Chemical Trade Unions of Croatia)の設立に同意した。SMHは1年以上前から化学エネルギー労組と合併をめぐって交渉し、市場経済への移行プロセスによって打撃を受けている労働運動において、一致団結を促進しようと努力してきた。
イボ・マリヤノビッチ(Ivo Marjanovic)会長は大会への報告で、短期雇用契約の利用が増加しており、組織化がさらに難しくなっていることを特に強調した。労働市場に参入している若者のほぼ80%が、そのような契約で雇われている。脅迫や嫌がらせも、労働組合を威嚇して弱体化させるために使用者が幅広く公然と利用している慣行である。「合併により、当組合は力をつけて団結を強化し、クロチアの労働組合運動で尊敬に値する組織になる」とマリヤノビッチ会長は述べた。
2002年に初めて会長に選出されたイボ・マリヤノビッチ氏は146票の64%を獲得して再選され、副会長にはベドラン・ドラギチェビッチ(Vedran Dragicevic)氏が得票率55%で選出された。
SMHは1993年にIMFに加盟し、金属・電機産業に約2万4,000人の組合員がいる。

[2006年10月23日]