IMFニュース・ブリーフス
IMF執行委員会開く

執行委員会は2007年の行動計画を承認した。


ジュネーブ:
『グローバルな階級闘争(The Global Class War)』の著者であり、経済政策研究所の創設者であるジェフ・フォー氏が、ジュネーブで開かれたIMF執行委員会で演説し、世界中の労働組合に対し、国内レベルで実施すべきグローバルな政治的戦略を調整するよう促した。

「公正なルールを確保するには、国際通貨基金や世界銀行、国際労働機関に頼るのではなく、人々が自国の指導者に新しいグローバルな政策を要求しなければならない」とフォー氏は述べた。

IMF執行委員会は11月の会合で、2007年の活動プログラムと予算を採択した。また執行委員は、12月11日のメキシコ金属・鉱山労組(SNTMMSRM)との連帯行動をはじめ、メキシコ政府に対する圧力を強めることも決議した。

メキシコ政府によってSNTMMSRM書記長を強制的に解任されたナポレオン・ゴメス氏が、テレビ会議システムを通じて、メキシコで起こっている甚だしい労働権侵害について感動的な演説をした。ゴメス氏は正義を要求したうえで、「世界の東西南北すべての地域で、どんな犠牲を払ってでも、この闘いに勝利しなければならない」と付け加え、総立ちの拍手喝采を受けた。

執行委員は、組合活動を理由に解雇されたフィリピントヨタ労働者の復職を目指して引き続き努力することも誓約し、フィリピンの進歩的な独立組合との協力をめぐるIMF活動の拡大を決定した。

[2006年11月30日]