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新しい労働者向けプライベート・エクイティ・ガイド

IUFは、プライベート・エクイティによる買収に関する労働組合ガイドを発行した――プライベート・エクイティとは何か、労働者にどんな危険をもたらすか、この問題に取り組むための実行可能な戦略は何か。


全世界:プライベート・エクイティ・ファンドが企業買収に費やす資金は2006年に7,250億米ドルを超え、国際食品関連産業労働組合連合会(IUF)は、『労働者のためのプライベート・エクイティ・ガイド』と題するブックレットを発行した。
この36ページのA5判パンフレットは、世界中の労働組合とその組合員を対象としており、プライベート・エクイティとは何か、どのように活動しているか、労働者と組合にどのような危険をもたらすかについて、分かりやすい言葉で詳述している。
IUFは、所有者および使用者としてますます重要なプレーヤーになっているプライベート・エクイティ・ファンドとの交渉にあたり、実行可能な戦略を示している。このガイドは、規制緩和が進む特定の政治環境が、どのようにこれらのファンドのグローバルな拡大を可能にしているか、政治的な行動によってファンドを抑止するにはどうすればよいかを説明している。
ブックレットは英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、日本語、スウェーデン語で発行され、IUFウェブサイトでPDF版を入手できる。
一括大量注文で購入することもでき、詳しい価格はIUFウェブサイトに掲載されている。
プライベート・エクイティに関する詳細については、下記のIUFウェブサイトを参照:www.iuf.org/buyoutwatch IMFは、プライベート・エクイティの問題に関してIUFをはじめとする他のグローバル・ユニオン・フェデレーションと協力しており、2006年11月16日にはIUFおよびユニオン・ネットワーク・インターナショナル(UNI)とともに、この問題に関する会議を開催した。

[2007年6月10日]