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KMWUが1週間のストを終了

韓国金属労組は賃上げと労働条件改善を勝ち取った。


韓国:韓国金属労組(KMWU)の組合員約2万2,000人が、7月18〜24日に2〜6時間のストを実施し、最低賃金、団体交渉権、下請業者との取引および雇用保障の改善を要求した。
合意に達したのは7月25日で、労働者は次の利益を得る。
●最低賃金が8%引き上げられ、来年には90万ウォン(985米ドル)に設定される。この新しい賃金は、臨時労働者と移民労働者を含む全従業員に適用される。
●経営側は、会社分割や合併、売却を計画する場合は70日前に組合に通知し、組合の承諾を得て計画を具体化することに同意した。
●企業側は、下請会社に公正な条件を提供することに同意した。
●労使は、金属産業の雇用を確保するために合同委員会を設置する。

KMWUは産業全体の交渉に備えているが、総勢14万3,000人の組合員数の約60%を占める自動車メーカー4社(現代自動車、起亜自動車、GM大宇、双龍自動車)は、「二重交渉」を恐れて最近の議論への参加を拒否している

[2007年7月26日]