IMFニュース・ブリーフス
南アでエンジニアリング部門の新協約

南アフリカでNUMSAとその他5つの金属労組が、エンジニアリング部門の使用者連盟と、最低賃金労働者の賃上げ9%を含む新しい労働協約を締結した。


南アフリカ:南アフリカの金属労組と使用者は7月13日、長期に及ぶ交渉と全国26万人の金属労働者による3日間のストライキを経て、新しい3カ年労働協約を締結した。
この協約は、関連労働者の大多数を代表するIMF加盟組織の全国金属労組(NUMSA)、同じくIMF加盟組織の金属・電気労組(MEWUSA)、その他4つの金属労組が、エンジニアリング会社9,000社を代表する鉄鋼・エンジニアリング産業連盟(SEIFSA)と締結した。
この協約はエンジニアリング、自動車、タイヤ、ゴム各部門の労働者にとって大きな意味のある勝利であり、新しい5等級の職務構造と従業員持ち株制度の実施への道を開き、より多くの就職機会と技能開発をもたらすだろう。
使用者連盟は、7月1日から最低賃金労働者の賃金を9%、A等級労働者の賃金を8%引き上げ、2008年、2009年にもそれぞれ8.1%、7.1%増額することに、原則として同意した。
協約当事者は、見習工の賃金率・年間賃金引き上げの構造とタイミングに関する調査も再開する。
シルムコ・ノンドワングNUMSA書記長は、この協約を「ほとんどの部門で取り決められた他のすべての合意を凌ぐ前例のない協約」と表現した。

[2007年7月16日]