IMFニュース・ブリーフス
ラテンアメリカの加盟組織がメキシコ大使館でデモ

組合活動家はメキシコ鉱山・金属労組に対する迫害の中止を要求した。


ラテンアメリカ/メキシコ:ラテンアメリカ・カリブ海のIMF加盟組織は、9月5日にメキシコ大使館前でデモを行い、鉱山・金属・関連全国労組(SNTMMSRM)に対する迫害の中止を要求した。

この行動は、ナポレオン・ゴメス・ウルティアが組合保有資金5,500万ドルからいくらか横領したという嫌疑を晴らす監査所見の発表を受けて調整された。加盟組織は、各国のメキシコ大使に監査所見と連帯書簡を提出した。この監査はIMFの委託によってホーワス・バーニー監査事務所が実施したもので、ナポレオン・ゴメス・ウルティアSNTMMSRM書記長に対する横領または不当支出の訴えがまったく根拠のないものであり、したがって完全な誤りであることを証明した。この監査で、同労組の資金全額の使途が確認された。

さらに、デモ参加者はメキシコ政府に以下のとおり要求した。

●ナポレオン・ゴメス・ウルティアとSNTMMSRMに対する政治上の迫害をやめること。
●同労組とゴメスに凍結資金全額を直ちに返却すること。
●5,500万ドルの資金に関連する係争中の訴えをすべて取り下げること。
●事実の歪曲および文書の改竄に加担した者に対して法的措置を取ること。
●先ごろ発生したレイナルド・ヘルナンデス・ゴンサレス殺害事件と、ナコサリのSNTMMSRM組合員20人の拘留・拷問に対するグルーポ・メヒコの関与を調査すること。
●グルーポ・メヒコの過失が原因で17カ月以上にわたってパスタ・デ・コンチョスに埋もれたままの63人の遺体を収容すること。

このキャンペーンに参加した組織は以下のとおり。ペルー全国中央女性鉱山組織(CNMM)(ペルーのメキシコ大使館前でデモを行い、グルーポ・メヒコを批判するプラカードを掲げてナポレオン・ゴメスを支援)、ホンジュラスのFETRAMIHM、ドミニカ共和国のFENATRAMIM、チリのCONSTRAMETとCONFETEMA、アルゼンチンのAOMA、コロンビアの組合、その他。

そのほか、IMFに加盟していない組織もSNTMMSRMの同志との連帯を表明した。例えばキューバ社会革命組織(Cuban Social-Revolutionaries)は、「ナポレオン・ゴメス・ウルティアとメキシコ鉱山労組を支援するラテンアメリカの連帯キャンペーンへの深い友愛」を表明してくれた。

[2007年9月13日]