IMFニュース・ブリーフス
ロシアのフォード労働者が大きな利益を獲得

組合は歴史的なストライキを経て会社側と新しい労働協約を締結した。


ロシア:IMF加盟組織のITUA-VKTはフォード・モーター社と、サンクトペテルブルク郊外のフセボロジスク工場で働く労働者のために具体的な成果をもたらす労働協約を締結した。最近のロシアでは最も長い歴史的な20日間のストライキを経て、1月29日に労働者の過半数が、賃上げと付加給付を含む協約案の受け入れを票決した。

改善には、最低賃金労働者の16〜21%の賃上げが含まれる。その結果、平均して工場労働者の月収は2万5,000ルーブル(1,030米ドル)を超え、初任給は1万9,000ルーブルとなる。この労働協約には、労使折半の長期貯蓄プログラム、報酬・労働条件におけるその他の改善、従業員自動車購入計画の改善も含まれている。

フォード・フセボロジスク職場組合委員会委員長兼ITUA共同議長のアレクセイ・エトマノフによると、この妥結は「労働者の利益を保護し、賃金制度、労働条件および生活全般を改善するうえで一歩前進」である。組合はさらに、世界中の労働組合組織による「非常に貴重な連帯・援助」も高く評価した。

[2008年2月14日]