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労働とグローバル化に関する修士プログラム開講

ドイツ、ブラジル、南アフリカ共和国、インドで労働組合活動家向けのコースが開かれる。


全世界:世界労働大学(GLU)は、持続可能な開発、社会的公正、国際労働基準と労働組合、経済政策と世界機関に焦点を合わせ、ドイツ、南アフリカ共和国、ブラジル、インドで4つの異なる1年間の修士プログラムを開講する。

プログラムの内容は以下のとおり。

●グローバル・ガバナンスとマクロ経済、ドイツ
●開発政策、南アフリカ
●多国籍企業の分析、ブラジル
●インフォーマル経済、インド

これらのプログラムは世界中の大学と労働者組織が共同で立案したもので、その目的は、労働者・労働組合の視点から、グローバル化の複雑な課題に関する分析・議論を促進することである。各プログラムは、発展途上国、移行経済および工業国の学生・講師を集め、多文化・多地域環境を提供する。

労働・社会運動の経験があり、これらの分野で各組織が社会的対話、公の論議および政策実施に、より効果的に関与できるよう援助したいという意欲のある組合活動家が、応募を奨励されている。

コース実施場所は、ドイツがカッセル大学とベルリン経済大学、南アフリカがビトバーテルスラント大学、ブラジルがカンピナス州立大学、インドがタタ研究所である。

関心のある労働組合活動家は、ぜひ応募していただきたい。応募締め切りは、ドイツとインドのプログラムが2008年4月1日、南アフリカが2008年9月15日、ブラジルが2008年10月1日である。人数限定で奨学金が支給される。コースは英語で行われる。すべての大学がプログラム入門段階に集中的な英語研修を実施する。

世界労働大学は、国際労働機関(ILO)、ハンス・ベックラー財団(HBS)、フリードリヒ・エーベルト財団(FES)、ドイツ経済協力開発省(BMZ)の支援を受けている。

詳しい情報と応募方法についてはwww.global-labour-university.orgを参照のこと。

[2008年1月25日]