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ルーマニアの自動車労働者がスト

ルノーが所有するダキアの労働者が、賃金・給付の改善を要求してストを実施している。
ルーマニア:ルノーが所有するルーマニア最大の自動車メーカー、ダキアで働く約1万人の労働者が3月24日、賃金の50%引き上げと給付・労働条件・賃金の改善を求めてストを実施した。このストに先立って、3月14日に4,000人の労働者が作業を中断して2時間にわたり抗議した。

経営陣は、生産を他国に移転すると脅して労働者を威嚇しようとした。同社はストライキの合法性に異議を唱え、裁判所は4月2日に判決を言い渡すと述べた。

ダキア-ルノーの平均総月給は約1,064レイ(446米ドル)だが、先任権のない約2,500人の労働者の月給は780レイ(327米ドル)とはるかに少ない。労働側は、全従業員の月給を550レイ(231米ドル)引き上げるよう要求している。

その他の要求には、利益分配への参加、イースター/クリスマス手当の引き上げ、労働者の権利平等、有期契約の利用の削減・制限、ローガン・ダキア、ルノーおよび日産の車を購入する際の割り引きが含まれる。

ダキア-ルノーは2007年、ルーマニア国内外での自動車販売台数が過去最高の23万台(前年比17.4%増)に達した。

[2008年3月27日]