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人気高まるジュネーブ労働映画祭

第2回年次短篇労働映画上映会に映画製作者や労働運動家が集まった。


ジュネーブ:2008年のメーデーに、IMFはグローバル・ユニオン・フェデレーションおよびITUCと協力して短篇労働映画上映会を主催した。昨年と同様に、ジュネーブ中心街にある歴史的に有名なグルトリ映画館で上映された。

ITUCのアンナ・ビオンディがイベントの開会を宣言して訪問者を歓迎し、「世界中の組合から50本を超える映画が提出された。これは労働運動の強力なツールとしての映画やビデオに対し、組合の関心が高まっていることを明らかに示している」と述べた。

ビオンディは、その機会を利用してITUCがオンライン労働映画チャンネルを開設することも発表、組合や組合連合団体に対し、この刺激的なプロジェクトの一環としてITUCに作品を提出するよう奨励した。

このイベントには約100人が出席し、上映されている映画の製作者の姿もあった。実に多様な意見があった。以下に参加者のコメントをいくつか紹介する。このイベントを今後も発展・拡大させるべきだという点では、全員の意見が一致していた。

「いろいろな映画があり、メッセージもさまざまだった。感動と刺激を与えてくれる催しだ」――キャロライン・ヤコブソン、EMF

「私たちよりひどい条件のもとで働かなければならない状況にありながら、世界各地の労働者が懸命に行動している姿を見ることによってメーデーを祝うというのは、興味深い試みだ。私たちも地に足をつけて前進しなければならない。これまでに高い代償を払って勝ち取った社会的保証を簡単に手放すことはできない」――ジュネーブの学生

「これは国際労働組合運動の目的を改めて痛感させる素晴らしい方法だ。YouTubeその他のウェブサイトで続けることができる有意義な活動の取っかかりになる。IMFはこの一歩を踏み出すにあたって素晴らしい仕事をした」――ジム・ベイカー、ITUC

短編労働映画上映会で上映された映画はすべてオンラインで公開されており、このイベントについて意見を述べることができる。皆さんのご意見をお待ちしている。

[2008年5月7日]