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新しいEU移民規則に労働組合が憤慨

EUは、拘留や再入国に関する厳しい規定を含む、非正規移民の送還に関する新しい規則を採択した。


ヨーロッパ:欧州議会は6月18日、拘留や再入国に関する厳しい規定を含む、非正規移民の送還に関する新しい退行的な規則を承認した。

欧州労働組合連合(ETUC)は投票に先立って欧州議会議員に書簡を送り、いくつかの条項が基本的権利に反することについて強い懸念を表明した。

ヨーロッパの組合や社会運動団体は、特に、追放前に最大18カ月間まで拘留することを許可する規定、5年間の再入国禁止、出身国以外の国への強制送還を受け入れがたい措置と考えている。

ETUCは次のように主張する。「非正規移民との闘いが効果を上げるには、正規移住の道を開き、非正規移民労働者の搾取を防止する明確な政策を策定し、それらの労働者に非正規の身分から抜け出す手段を与えなければならない」

「EUが採択したような退行的な移民政策は不公正であり、人権・尊厳の基本原則に反する」と、マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は述べた。



[2008年6月23日]