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トルコのデンコ社が組合承認を拒否

組合員は組織化活動を理由に解雇・尋問され、会社側はビルレシク・メタル・イスの登録承認を拒否している。

トルコ:イスタンブールのデンコ社で働く労働者は2008年3月、組合代表の支持を票決した。そのとき以来、同社は労働者の決定を尊重しようとせず、組合オルグを解雇し、組合員を威嚇している。

IMF加盟組織のビルレシク・メタル・イスがデンコ工場で労働者の圧倒的多数を組織化した直後、会社側は主任オルグの1人であるムーサー・アラチャムを解雇した。2008年4月25日、さらに7人の組合員と1人の新規労働者が解雇された。

労働省が組合の承認を決定したにもかかわらず、同社はビルレシク・メタル・イスを労働側の公式交渉代表と認めることを拒んでいる。現在、この事件は裁判所で係争中である。

デンコの行動は国際労働基準、特にトルコが署名済みの国際労働機関条約87号および第98号に違反している。

IMFは同社に対し、不当に解雇された労働者全員を即刻かつ無条件で復職させ、組合員に対する尋問や嫌がらせをやめ、国際的に認知された労働者の諸権利、特に組合加入権・組合結成権と団体交渉権を尊重するよう要求している。

[2008年8月8日]