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金属労働者が不安定労働撤廃を要求


世界中の金属労働者と金属労組が不安定労働に対抗して統一行動を起こした。


全世界:ここ2週間に世界40カ国以上で何千人もの金属労働者が、小さな職場会合から大規模な全国抗議行動に至る一連の行動を実施し、不安定労働を非難した。

「不安定労働は急速に、労働者の権利の尊重を妨げる最大の障害になりつつある。毎日、ますます多くの労働者が不安定雇用に陥り、使用者との団体交渉権はもちろん、組合に加入する権利さえ与えられていない」とマルチェロ・マレンタッキIMF書記長は述べた。

「不安定な雇用形態の増加は、いま世界が直面している金融危機の原因となったものと同じ政策の失敗がもたらした直接の結果だ。これらの政策を変更しなければならない」とマレンタッキ書記長は述べた。

「世界中の金属労働者の大規模動員は、不安定な臨時雇用を阻止しなければならず、確実かつ適正な雇用の提供をもっと重視すべきだという明確な意思表示だ」

IMFは世界40カ国以上の加盟組織から行動に関する報告を受けた。金属労働者・金属労組が行動に参加した国々は、アルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、ブルガリア、チリ、コロンビア、キュラソー、チェコ共和国、ドミニカ共和国、フィンランド、フランス、ドイツ、ホンジュラス、ハンガリー、インド、インドネシア、イタリア、日本、コソボ、マケドニア、マレーシア、メキシコ、ノルウェー、パキスタン、ペルー、フィリピン、ポーランド、ロシア、セルビア、南アフリカ、韓国、スペイン、スリランカ、スウェーデン、タイ、トルコ、ウクライナ、ウルグアイ、ベネズエラである。

これらの行動には、職場会合やセミナーの開催、資料の発行、市民集会の開催、メディア・イベントの実施、政府・使用者代表との会談、大規模抗議行動が含まれていた。

取られた行動の詳細と写真は下記サイトを参照:
www.imfmetal.org/precariousworkactionstaken

後続の行動報告は、情報や写真が届き次第、このページで発表する。


[2008年10月14日]