IMFニュース・ブリーフス
ITUA共同議長に対する新たな攻撃



ロシア:2008年11月13日(木)の夜、フォード・フセボロジスク労組の指導者で、IMF加盟組織である地域間自動車労組(ITUA)の共同議長も務めるアレクセイ・エトマノフが再び襲撃された。

アレクセイ・エトマノフに対する今回の攻撃は深夜に発生、金属棒で武装した見知らぬ男がアレクセイを自宅アパートの階段で待ち伏せていた。一歩間違えれば悲惨な結果を招いていたところで、アレクセイと妻が難を逃れたのは奇跡と言うしかなかった

エトマノフ本人と、護衛として自宅まで同伴していた地方労働組合委員会の仲間たちの勇敢な行動のおかげで、攻撃者は建物の中に閉じ込められ、その後警察に逮捕された。

しかし、逮捕された男(ボルゴグラードに住んでいることが判明)は「有罪の証拠がないため」わずか1日で釈放され、事件の捜査は実質的に中断している。

エトマノフに対する襲撃は今回が初めてではなく、11月8日の夜にも、身元不明の攻撃者3人が駐車場から自宅アパートに向かっていたエトマノフを強襲した。その翌日、エトマノフの下で副議長を務める労働組合委員会メンバーのウラジミール・レシクに知らない男から電話があり、組合幹部を殺すと脅された。また、タガンログ自動車工場の地方労働組合組織の幹部であるアレクセイ・グラムとセルゲイ・ブリズガロフを含め、その他何人かのITUA組合員も襲撃された。それらの事件も捜査されなかった。

IMFはITUA幹部を守るためにキャンペーンを実施しており、ロシア当局がすべての襲撃事件を完全に調査し、犯罪者(実行犯と命令者の両方)を処罰するよう要求している。

マルチェロ・マレンタッキIMF書記長はロシア連邦政府に、これらの要求とともに書簡を送り、すべてのIMF加盟組織に対し、このキャンペーンならびにロシアにおける労働組合権の擁護を支持してITUAに抗議書簡を送付するよう要求した。

今すぐ行動を:ITUA幹部に対する暴力に抗議するレイバースタートのキャンペーンに参加しよう。



[2008年12月3日]