IMFニュース・ブリーフス

『メタル・ワールド』最新号発行


『メタル・ワールド』最新号は、先ごろの米大統領選とバラク・オバマが生み出した変化への希望について報告し、スペシャル・レポートで機械工学を、プロフィールでジュン・ガプドクKMWU委員長と労働者の権利を求める同労組の闘いを取り上げている。


全世界:バラク・オバマが次期アメリカ合衆国大統領として決定的勝利を収めたことは、米国内外の労働者に希望を抱かせた。オハイオやペンシルベニアをはじめとする激戦の州では、10万人を超える労働組合のボランティアが仕事を休んで時間を取り、変化のために投票するよう米国民を説得して回った。「米大統領選:希望と変化」は、オバマが勝利を収めるに至った経緯を伝えている。

機械工学は他のほとんどの製造業部門にとって極めて重要でありながら、これまで労働組合はたびたび、この部門の組織化の可能性や戦略上の役割を見落としていた。『メタル・ワールド』のスペシャル・レポートは、最も重要で最も古い工学分野の1つである機械工学の現状と組合の課題を説明している。

ジュン・ガプドク韓国金属労組(KMWU)委員長は決意と勇気をもって逆境に立ち向かう人物として有名である。ストの組織・参加を理由に何度も投獄された。

不法ストと営業妨害をめぐる現在係争中の告訴について、ジュン委員長は、使用者が産業別団体交渉に抵抗を示していることと関係があると考えている。「使用者側は、一連のストは非合法だと言って、産業レベル交渉が労働者の賃金・労働条件とは無関係であり、政治的なものだと主張している」。ジュン・ガプドク委員長へのインタビューを参照のこと。

『メタル・ワールド』には、IMFと世界中の加盟組織からのあらゆる最新ニュースと写真も掲載されている。

IMFウェブサイトで英語版(ロシア語版と日本語版も続いて発行)を入手でき、info@imfmetal.orgに申し込めば印刷版を注文することもできる。



[2008年12月22日]