IMFニュース・ブリーフス
「ネオリベラリズムに対する本当の挑戦」

強力な全国組合の構築、団体交渉の強化、労働者の諸権利の擁護、多国籍企業の力との対抗勢力の構築、持続可能な貿易、開発および雇用を求める闘いが、向こう4年間にIMF活動の中心となる。


全世界:IMF世界大会3日目、代議員はセクション3.4とセクション3.5を討議・採択し、その結果、IMFアクション・プログラム2009-2013全体を全会一致で採択した。

ベルナルド・ランへル・セルジオ(SITIMM、メキシコ)が、セクション3.4「多国籍企業の力との対抗勢力の構築」の賛成演説を行い、「組合間協力を強化してTNCの力に対抗し、平等の促進を確保するためのグローバルな方針が必要だ」と述べた。

ボブ・キング(UAW、アメリカ)が、組合の力の強化を目指す闘いにおいて、組合員を直接行動に関与させるために個人的に取り組むことを誓約し、他の人々にもその取り組みに加わるよう促した。

バルター・サンチェス(CNM-CUT、ブラジル)が、セクション3.5「持続可能な貿易、開発および雇用を求める闘い」を発表し、「各国には今回の危機に際して我が身を守る権利があるが、見境のない保護主義は解決策ではない」と主張した。

ウォルフガング・ロード(IGメタル、ドイツ)が、セクション3.5とこの話題に関するIMFの活動を支持し、「弱小国については例外を設ける必要があり、発展途上国は十分な発展の余地を必要としている」と述べた。

IMF世界大会は上記2つのセクションの採択により、強力な全国組合の構築、団体交渉の強化、労働者の諸権利の擁護、多国籍企業の力との対抗勢力の構築、持続可能な貿易、開発および雇用を求める闘いに焦点を合わせたアクション・プログラムを全会一致で採択した。

アクション・プログラム委員会のジュリアス・ロー委員長(AMWU、オーストラリア)が大会2日目に最初に発表したように、「私たちを団結させるものは、私たちを分裂させるものよりはるかに大きい。これは、より効果的な連帯、労働者の権利改善、組合の力の強化、ネオリベラリズムに対する本当の挑戦につながり得る行動計画だ」。

[2009年5月27日――アニタ・ガードナー]