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カリフォルニアのトヨタ工場閉鎖で数千人が失業

UAWはトヨタのカリフォルニアNUMMI工場閉鎖決定を批判し、この「タイミングの悪い」決定によって数千人の労働者が雇用を失うと述べた。

アメリカ:全米自動車労組(UAW)は、トヨタが8月27日、カリフォルニアNUMMI工場の閉鎖を発表したことに怒りを表した。同工場はアメリカで唯一、労働組合のあるトヨタ工場である。

「NUMMI工場を閉鎖するというトヨタの発表は、カリフォルニアの数千人の労働者にとって衝撃的なニュースだ」とロン・ゲッテルフィンガーUAW会長は述べた。

「非常に好調な製造設備を閉鎖しているときではない。カリフォルニアはトヨタにとって最も重要な市場の1つだ」とジミー・セトルズUAW副会長は述べ、この措置は現在の経済情勢を考えれば「不合理」で「タイミングが悪い」と指摘した。

ゼネラル・モーターズとの合弁事業である同工場の閉鎖発表に先立って、GMは6月に合弁事業からの撤退を決め、ポンティアック・ブランドの廃止を発表した。その結果、すでに生産削減はほぼ6万台に達している。

工場のUAW加入労働者4,000人が職を失い、カリフォルニアでは同工場に生計を頼っている最大3万5,000世帯が悪影響を受ける。

トヨタはアメリカとカナダの9つの自動車組立・伝導機構工場に2万6,000人の非組合労働者がいる。

[2009年9月1日――アニタ・ガードナー]