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ゲルダウ・グローバル労働者委員会がチリ工場で抗議行動

労働組合代表団がゲルダウAZA工場への立ち入りを拒否されたことを受けて、ゲルダウ・グローバル労働者委員会は工場前で抗議し、同社の姿勢を非難する書簡を経営陣に手渡した。


チリ:アルゼンチン(UOM)、ブラジル(CNTMとCNM)、カナダ(USW)、コロンビア(UTRAMMICOL)、チリ(CONSTRAMET)、アメリカ(USW)、スペイン(労働者委員会とUGT)、ペルー(シデルペルー労組)のゲルダウ労働者を代表している労働組合指導者が、IMF主導のもと、チリ・サンティアゴのゲルダウAZA工場入口でアンドレ・ゲルダウ・ヨハンピーター同社社長に書簡を手渡し、工場への立ち入りを拒否するという会社側の決定を非難した。この書簡には、ゲルダウ・グローバル労働者委員会からの要求リストも掲載されていた。

この抗議行動は、ゲルダウ・グローバル労働者委員会の会合のためにチリを訪問していた労働組合代表団が、ゲルダウAZA工場への立ち入りを拒否されたことを受けて実施された。チリの組合指導者は代表団の訪問に備えてしかるべき準備を整えていたが、経営側は代表団による工場への立ち入りを拒否し、拒否の理由を明らかにしなかった。

グローバル委員会は10月15日午後2時に会合が終わるとゲルダウAZA工場へ出向き、フェルナンド・ロペスIMF書記次長が人事部に書簡を手渡した。この書簡はアンドレ・ゲルダウ・J宛で、会社側が代表団による工場への立ち入りを許可しなかったことを非難する内容だった。

この書簡は、カナダのケンブリッジで発生しているストの迅速かつ効果的な解決、労働協約の更新をめぐってトゥタで進行中のSINTRAMETAL争議の交渉による解決、コロンビアのドゥイタマ工場再開も要求していた。

また、別の機会にブラジルのゲルダウ経営陣と会合を開き、以下の問題について議論することも要求していた。

●会社側によるゲルダウ・グローバル労働者委員会の承認
●国際枠組み協約の取り決め
●合同グローバル安全衛生委員会の実施

[2009年10月20日――アニタ・ガードナー]