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グローバル・ユニオン、雇用と社会的公正のためのグリーン成長を促進

グローバル・ユニオンは、気候変動に取り組むための組合アプローチを発表し、共同出版物『雇用と社会的公正のためのグリーン成長』を作成した。

全世界:グローバル・ユニオンは、12月7〜18日にコペンハーゲンで開催中の国連気候変動会議(COP15)に合わせて、新刊出版物『世界を機能させる:雇用と社会的公正のためのグリーン成長』を発表した。

今年前半に発表された最初の共同出版物『グローバル・ユニオン回復戦略』では経済危機への組合の対応を取り上げたが、第2弾の『雇用と社会的公正のためのグリーン成長』では、気候変動に取り組むための組合アプローチを強調している。この出版物は、気候変動問題への取り組みにあたって労働者と地域社会の利益に焦点を当てるよう要求しているグローバル・ユニオンの立場から、共通の原則や各部門の観点を織り交ぜている。

IMFは、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)と共同でこの出版物に貢献し、ユルキ・ライナIMF書記長とマンフレッド・ワーダICEM書記長が編集した「排出削減――雇用転換」で金属労働者の見解を示した。

グローバル・ユニオンのウェブサイト(http://www.global-unions.org/spip.php?article306)で、ウェブ・バージョンと印刷バージョンをダウンロードできる。

気候変動をめぐる討議の一環として、IMFは12月16日、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)、欧州金属労連(EMF)および欧州鉱山化学エネルギー労連(EMCEF)との協力により、仕事の世界(WoW)パビリオンで排出削減と産業雇用転換に関するイベントを実施する。

発言者の中には、ポール・ニューロップ・ラスムセン(元デンマーク首相・欧州社会党党首)や、COP15への南アフリカ政府代表団の代表も含まれている。

[2009年12月10日――アレックス・イワーノウ]