IMFニュース・ブリーフス
鉱業部門の加盟組織、ラテンアメリカ労働組合ネットワークを構築

チリのサンティアゴで鉱業に関する地域計画セミナーが開かれ、アルゼンチン、チリ、メキシコ、ペルーの加盟組織が、鉱業部門の雇用・労働組合情勢に関する行動プログラムについて合意した。

チリ:域内の鉱業部門のIMF加盟組織であるアルゼンチンのAOMA、チリのCONSTRAMETおよびCONSFETEMA、メキシコのSNTMMSRM、ペルーのSINTRAMINは、12月3〜4日にチリのサンティアゴで開かれた鉱業に関する地域計画セミナーに出席し、鉱業部門の雇用・労働組合情勢に関する向こう3年間の行動プログラムについて合意した。

このセミナーでは、不安定労働や労働条件など、鉱業部門の主な雇用問題について議論した。

セミナーでは、これらの問題と闘うための全国・地域レベルの目標と行動を策定した。地域イニシアティブには、労働組合活動、コミュニケーション、全国協議会の運営、多国籍企業との団体交渉、国際枠組み協約の取り決めを扱う、水平的ネットワークの構築が含まれている。

加盟組織は、今後数年間に団体交渉、訓練、労働組合機構に焦点を合わせることに合意した。

この会合では、世界初の2国間プロジェクト、アルゼンチン−チリ国境のパスクア・ラマ鉱業プロジェクトについて、現在の雇用・労働組合情勢をめぐり討議した。代議員は、労働者の権利を保護するために、両国で組合による共同行動を組織することに合意した。

最後に、組合指導者たちは、労働組合の自主性と労働組合権の尊重を求めて闘っているメキシコ鉱山労組とナポレオン・ゴメス・ウルティア書記長を支援して、連帯宣言に署名した。

[2009年12月9日――バレスカ・ソリス]